椿組 花園神社野外劇「廃墟の鯨」。

上京するまでは、
徳島でそこそこの広さのある劇場にやって来る、新聞社や放送局が協賛してるような種類の劇団やバレエ団しか観た事がなかった。
でも、もしもタイムマシンがあるなら、思春期の私をアングラと呼ばれるモノたちの中へ放り込んでみたい。
舞台セットのすぐ向こうは新宿の大通り、ギュウギュウの客席、うちわに缶ビール、土と泥水と汗にまみれ、人間を見る。
人のエネルギーに涙が出る。話の内容とかじゃなく、生きている事に泣くの。
人間匂いがする。
これを知っていて、どうにかなる訳じゃない。
ても、これを知らなきゃどうにもならない気もする。
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