大好きなクリーニング店

大好きなクリーニング店が閉まる。

年配の朗らかで超素敵なご夫婦と、その朗らかさを受け継ぎまくっている息子さんと娘さんが営んでいた。

技術、対応、アフターケア、どこをとっても、こんなに素晴らしいお店を他に知らない。

あらゆるクリーニング店で断られてしまう品々も、「やれるだけ一生懸命やらせてもらいますね。」と笑顔で引き受けてくれ、美しい出来上がりの上、緩いボタンや飾り、ほつれまで、全て直って戻ってくる。

しかも、料金はすごく良心的。

初めてのバレエ公演の際、バレエ衣裳を引き受けてくれるとこ探しで出会ったお店。

それ以来、大ファンになり、少し遠いけれど、個人的なクリーニングも全てそこにお願いしていた。

今回の公演が終わり、いつものごとく衣裳を出しに行ったら、11月いっぱいで閉めるとの事。

大ショックで帰宅し、とっても残念だけど、ご夫婦共年配だし、もうゆっくりしても良いよね。と旦那くんと話し、落ち着いた。

数日後出来上がりの電話をもらい、受け取りに。

店内には娘さんと、そのお子さん3人。
棚なんかも片付きつつあり、カウンターには、子供たちが作ったおもちゃや、「ごじゆうにどうぞ」との張り紙で置かれていたクリーニングの絵。

寂しさを感じつつ、最後にお父様お母様にご挨拶できず残念だったなぁと、袋詰めを眺めていた。

と、私の次に入ってきた、常連さんらしきお客様が、「お父様の具合いかがですか?」との問い。

お父様具合悪かったんだ、予想はしていたけど知らなかったなと思っていたら、「今日亡くなりました。」と優しい顔をした娘さん。

急に、あらゆる事に胸が締め付けられ、涙が出てきそうになった。

娘さんのそのお顔や、自分たちなりに必死にお手伝いしようとしていた子供たち。

クリーニング店の屋号しか知らず、お名前すら分からないけれど、このご家族の暖かさに、いつも心を洗われていたんだと気付き、思わず子供たちの絵を一枚頂いた。

娘さんが、「お姉さんがもらってくれたよ。」と言い、嬉しそうに「いいよ。」と照れ笑いの子供たち。

そして、「いつも遠くからありがとうございました。」と送って頂いた。

帰り道、あまりの悲しさに涙が出、ずっとお世話になっていたのだから、バレエ公演にご招待したり、写真だけでも見てもらいたかったと悔やんだ。

あの素敵なお母様に手紙を書こう。
そして、次の公演は必ず誘おう。

凄く寂しいけれど、あのご家族に出逢えて、本当に良かった。

お疲れさまでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

ありがとうございました。
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2014-11-15(Sat) 03:12| 日々の事| トラックバック 0| コメント 0

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