日本人の踊り

実は今月頭にオープン2日目の新歌舞伎座に行った。

その話をしたら、皆案外行った事がないみたいだったけど、幕見(一幕単位の当日券、4階自由席)なら、映画感覚で気軽に行かれるのだよ。


(母と一枚。)

観たのは、夜の第三部「勧進帳」。一幕見チケット二千円也(これは演目によって前後する)。

子供の頃、歌舞伎のビデオを観て、感動のあまり、母に観劇したいと申し出たら軽く却下されたので、念願叶えたのは19の時。

上京して、すかさず行った。

演目は、亡くなった勘三郎さん(まだ勘九郎だった頃)主演の「研辰の打たれ」だった。

1階席は高くて、後ろの方から遠い舞台を愛おしい気持ちで観たんだよね。


(前の席だった妹。)

色使い、呼吸、間、品。

それが感覚的に分かる事で、自分は日本人なんだって改めて教えられた気がする。

このDNAは、バレエや他の踊りをする時にも通じてる。

何故だか外国人の様になるたがる人が多いけど、日本人である自分たちが、どういう表現をできるのかを探る方が私は好き。


それにしても、東京ではいつもどこかで舞台がやっていて贅沢。

徳島では、それぞれの劇場に来る芝居やバレエを全部観ても、せいぜい月4本がマックスだったからな。

こればかりは、都会の価値だと思う。


2013-04-27(Sat) 01:05| 観たり、聴いたり、読んだモノ| トラックバック 0| コメント 0

こういう日こそ

台風なので、ツタヤへ。

目当ての映画が貸出中で、その近くにあった「イン・ザ・プール」と、観たかったけどすっかり忘れてた「人のセックスを笑うな」をレンタル。

インザプール…何度も観るタイプの映画じゃないような気がするのに、何故かまた借りてしまった。


皆、ふつーに変。
でもって、とても深刻。
なのに、笑える。

自分は正常 とか、
私調子良い とか、
これって病気なんじゃなかろうか とか、
自分が壊れちゃうー!とか、、、

治療方なんて、あってないようなもので、そういうの繰り返したり、共存しながら生活してんだよなぁーって思い知らされる。


人のセックスを笑うなは、終わり方が絶品。

ザ・ハッピーエンド!!大団円!!も、嫌いじゃないけど、いやいやそういう事じゃないでしょ、ってよく思うからな。

ごちゃごちゃした理屈や、道徳や、正論めいたものを全く並べてないから人間らしくて気持ち良い。


ちなみに、2本とも市川実和子が出てた。人気ものだなー。


2012-10-01(Mon) 01:30| 観たり、聴いたり、読んだモノ| トラックバック 0| コメント 0

ちょっと長いので、気晴らしならスルーして。

1年半の間、趣味読書0。
信じられーん!
本棚とデスク周りに山積みの本とDVDは、埃を被って最早ノルマの様に陰気を帯びている(苦笑)。

数えたら、この1年半で計10本の舞台やライブをしてて、内3本は自分企画。
趣味やってる場合じゃなかったのよ。

って、そもそも趣味を仕事にしたんだから仕方ないんだけど。。あは。ちがーう!

と、まず手に取ったのは、青山繁晴 著「ぼくらの祖国」。

小説じゃないモノから始めてみた。
右なカバーだね…。

君はこういうのが好きそうだから と借してくれた本は、好きとか嫌いとか言う次元じゃなかった。

いつか、子どもができたならば読んでもらうべく、自ら購入する事大決定!

まだ見ぬ我が子へ。まずは、私へ。

以前から(この一年は特に)、自分の生まれた国の見事なダメっぷりに辟易で、嘘つきー!!と叫びまくって、路頭に迷っていた私に、この本は光をくれた。

大きく3つの題材。

・福島原発の事。(青山さんは、事故後第一原発に作業員以外で最初に入った人)
・硫黄島の事。
・メタンハイドレートの事。

この人は、様々な圧力に邪魔されながら、隠さず事実を伝え、次の世代の人々の為に、生きている。

邪魔する勢力の理由も汲みつつ、
一番の原因は、私たちが“祖国を知らない”からだと言っている。

それは本来、大人が子どもに教えるべき事。
でも大人もまた、その教育を受けていないから、みんな揃っておかしいのだ。

途中で自ら気が付く人達は、いたとしても、それは共通認識ではない。

ただやっぱり、始まりは一から。
まずは自分が祖国を知らなければ。
手にしてきた教科書ではない事を。

儲かっても、死んだらお終いだからね。


2012-07-11(Wed) 12:36| 観たり、聴いたり、読んだモノ| トラックバック 0| コメント 0

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